うちわ製作過程〜刀ミュ用〜
お久しぶりの更新です。
刀ミュ春の新作公演に向けてのうちわを作製したので、その過程を軽く覚え書きしておきます。
材料調達は最近はすっかり御用達のダイ●ーさん。何となく完成図をイメージしてから買い物に行きましたが、売っているものが豊富すぎて、創作意欲が高まりすぎて毎度つい余分なものまで買ってしまうw
うちわ制作がもはや趣味の人間なので、ある程度ベーシックに必要なもの(蛍光シートとかデコパネとか)は家に余りがあるんですが、新しいものを作るのにあたって欲しいものは買い足しています。(そしてまたその材料が余って…というエンドレスなのは御察しの通りです)
材料を買ったら、早速製作に取り掛かります。
過去の記事をご覧頂いた方は分かると思いますが、まぁ過程としては同じです。
Wordで編集した文字を印刷して、蛍光シートに貼って、
(適当に並べたら美味しそうになった)
文字は全てカッターで切りました。
丸文字の時はハサミを使いますが、角文字の時はカッターの方が綺麗になるかなと。
文字の装飾にはこちらの折り紙を使いました。
これ、それぞれ4種類の60枚入りで、100円ってめちゃくちゃお得だと思いません?私が折り紙スト(?)だったらめちゃくちゃ嬉しいところです。
更に春の季節とあって、桜柄の折り紙の種類が豊富にありまして、刀剣乱舞のうちわを作製される方には目白押しです。
そして今回やりたかったのがこちら。
後ろにちょっと見えてますが、青江くんの髪型。これをうちわの背景にしたかったんですね。
髪の毛は色画用紙をうちわに沿って切って(前髪はフリーハンド)、両面テープで貼り付けています。
ダ●ソーの色画用紙のこのシリーズ、この緑青っぽい色とか、えんじ色やゴールドやシルバーなど、なかなか無い色が揃っていてとても良いです。しかもとっても切りやすい!
それで色画用紙だけでは何かさみしいな〜と装飾好きの血がおさまらなかったため、
これもまた百均産の、キラキラ布地のテープで装飾しました。これは偶々家に余ってたものでした。
前髪のカーブを表現するのに、ちょこちょこ切っては貼ってを繰り返したという笑
一方、文字はカラーボードをカットして立体的に。
…ちょっと分厚すぎた気もしますが。笑
しかしスチロールカッターを手に入れた私はもはや無敵なので、どんなに分厚くても(※25ミリまで)綺麗に文字がカット出来るのです!
このひとすごく優秀です。しかも安い。
東急ハンズでたしか千円もしなかったと。
文字や背景がそれぞれ出来ましたら、仕上げの作業に入ります。
といいつつ、なんだか物足りなくて急遽お口をフリーハンドで一発切りしたり。
文字を両面テープで貼り付けて完成しました〜。
こだわりポイントとしては、青江くんの前髪で隠れた瞳の色をイメージして、ニッカリのニの字だけ赤にしたところです(^^)
カラーバランスとかは少し迷った部分が多かったのですが、やりたいことは出来たかな!
それでは、ここまで読んで下さった方、ありがとうございました〜!
最近作ったうちわを振り返ってみる。
先日のうちわ製作過程のブログを閲覧して頂いた皆さま、誠にありがとうございました!
友人がTwitterで拡散してくれた事で、ジャニオタの方だけでなく、2次元〜2.5次元オタクの方の目にも留まって頂けたようで大変嬉しいです。
もともとはうちわの製作過程だけを書き留めようとして作ったブログなので、このブログを積極的に活用することはもう無いかな〜と思ったのですが、せっかくなので(?)うちわ芸人らしく最近2.5次元舞台用に作ったうちわを少し紹介しちゃおうと思います。
こちらは先日の嵐ちゃんうちわの反面に作ったものです(^_^)
こちらは、「あんさんぶるスターズ」の遊木 真くん(通称ウッキー)のファンサうちわです。笑
ちなみにウッキーはこちらの子。
このうちわのこだわりポイントは、ずばり星ですね。
材料は全て100均で購入しました。
立体の星はダイソーさん、タータンチェックのマスキングテープはCan doさんです。
ウッキーのうちわを作るのに、どうしてもユニット衣装のチェック柄を入れたかったのですが、近いチェック柄の布もリボンも紙も全く見つからず途方に暮れていたところに、Can doさんで運命の出会いをしました。笑
…と言うほど実際の衣装のチェック柄と近いわけではないんですが。笑
星にマスキングテープを貼って表面を整えるだけ!
これはなかなか上手いこと思い付いたものでした。
同じようにアーガイル柄のマスキングテープもあったので、そちらも使ってみました。ちょっとした工夫を加えるだけで、個性が出せるものです!
マスキングテープだと柄が結構透けるかな?と心配していたのですが、Can doのマステは材質が硬めであまり柄が透けずに残るので、うちわの背景の柄入れとしても丁度良く活用できました(*^^*)
他にも色々な柄が売っていたので、今後もこちらのマステは活用したいと思います!
続いてご紹介するのはこちら。
プロフィールアイコンにもなっている、やたら派手なやつ。笑
こちらは「刀剣乱舞」のミュージカル鑑賞の際に作成したものになります。こちらの応援対象は、刀剣乱舞の加州清光くん。
存分に可愛がりたいという思いを表してみました。
これはもう、見たら分かると思うのですが、とにかく背景を頑張っています。笑
加州清光くんの服の裏地の模様をイメージし、ひたすら紅色の画用紙を菱形に切り、両面テープでペタペタ貼り付けました。
全面単色では面白みがないと思い、和柄で和紙の折り紙も挟んでみました。やや形が歪になってしまったところもありますが、手作り感でてるので良しとします。笑
文字はお得意の蛍光カラー+ホログラム縁取りですね。
ちなみに「世界一」のフォントはゴシック体を自分で改変しています(という特に要らない情報)
以上、少ないですが ここ最近の手作りうちわを紹介致しました。もしどこかの現場でこちらのうちわを見かけた際は、そろっと、よろしくお願いします。笑
応援うちわの製作過程をあげてみる。②
こちらは応援うちわ製作過程①の続きになります!
4.文字をデコる
①で作成した文字をデコレーションしようと思います。
もちろん単色で文字どーん!というのもアリなのですが、せっかく作ったうちわなので目立ってナンボ!ということで私は大抵文字に縁取りをつけることが多いです。
今回使用するものがこちら、
うちわ文化では有名なデコパネです。これを使って文字や装飾を作り、うちわを立体的に仕上げることが出来ます。
蛍光カラーが有名ですが、蛍光以外の色もあり、今回はこの薄ピンクが可愛く、ゴールドの文字色にも合うかと思ったので縁取りに使用します。
①でカットした文字をボンドで貼り付けます。両面テープ信者の私ですが、両面テープだと文字の端などが貼り付けにくく、後々うちわを使っている時に文字が剥がれてしまうことがあるので、隅まで貼り付けしやすいボンドを使用します。
貼り付け終わったら、デコパネごとカッターで切り取ります。
私はズボラなのでこれまたフリーハンドで切りましたが、均等に縁取りしたい場合は鉛筆または先の尖った爪楊枝などで縁取りの跡つけをしてからカットしましょう。
切れました。結構大変でした。
ちなみにハサミでも切れることは切れるのですが、力加減の具合でデコパネの切り口が潰れてしまうことがあるので、カッターを使用しています。市販で3000円前後でスチロールカッターというものも売っているので、そのような道具を使用しても良いと思います。
さて、これで文字の縁取りは完成しました。
ホログラムなどで縁取りをしても派手になると思いますが、ホログラムは光が反射するので、うちわを見る側からすると眩しいことがあるので使用範囲には注意が必要です。
5.背景をデコる
暗い客席から見やすいうちわを追求する場合は、暗いバックに明るい文字というのが正解だと思いますが、私はあくまでもうちわにキャラクター性や個性を追求したいので、文字の背景もデコっちゃいます。
ここで鳴上嵐くんの所属ユニット「Knights」の衣装に注目しました。
見にくいですが、ズボンがストライプ柄になっています。
これを活かそうと思い、ストライプの布やリボンなどを探したのですが、なかなか良いものが見つからず…
紺色の画用紙をうちわの半分の大きさに合わせて切り…
色鉛筆で書きました。笑
出来ました。無いものは作る、がモットーです。
こういう手作り感がまた手作りうちわの良いところ、ですよね!
このストライプ柄を両面テープでうちわの半面に貼りました。
続いて、東急ハンズで可愛いリボンレースを見つけたので、うちわ全体を縁取ろうと思います。色は鳴上嵐くんの瞳の色をイメージ。
リボンの裏面に両面テープをひたすら細かく切って貼り付け…
出来ました。
うちわの縁取りは、はみ出しに注意が必要です。何故かと言いますと、①でも記載した通り、応援うちわのサイズ規定は面の大きさが30cm×30cmのものということが多いです。
うちわの縁取りによってこの規定サイズよりはみ出してしまっては、折角作ったうちわも持ち込みが出来なくなります。また、仮に持ち込んだとしても、後列の観客の妨げになる可能性もあります。
また、縁取りに使う素材も、モールなどは脱落して会場にゴミを残すこととなってしまわぬよう注意が必要です。
今回は裏面に違うものを作りたかったので、特にはみ出さないようにしています。
6.文字を貼り付ける、デコる
さて、背景の準備が出来たので、最後に文字を貼り付けます。
それ以外にも、衣装イメージの装飾を付け、これにて完成とします!
ちなみに白と黒のお花はシールですが、
このお花の鏡をイメージしております。笑
その他、金の紐はボンドで貼り付けてあります。ラインストーンはシールになっています。この辺りは東急ハンズさんで揃えたものになります。
ハートは100均のものです。ハートや星は何か寂しい…物足りない…という時に気軽に使えますので便利です。
ちょっと色数が増えてしまいごちゃっとした印象になりましたが、やりたい事はやれた気がします。あとは現場に持って行き、応援するだけ!
長々と書き留めましたが、これにて今回のうちわ製作過程は終了です。
ちなみに製作時間は、文字をWordで印刷し始めてから最後の装飾が完了するまで、大体3時間ぐらいでした。
私の製作過程を見て、うちわ作り楽しそう!やってみよう!などと思って頂けると、とても嬉しいです。皆様も良きうちわライフを〜!
応援うちわの製作過程をあげてみる。①
私は元々、ジャニーズ事務所のとあるグループのファンを始めて10年ぐらいになるジャニオタです。
ジャニオタの数ある文化の中の1つに、手作りうちわ(類義語:応援うちわ、ファンサうちわ)というものがあります。これは私がジャニオタになった10年前にも、更にそれよりもっと前からも確かに存在しており、私も初めて好きなグループのコンサートに行くことになった時、友人と一緒に一から作り方を模索してコンサート用のうちわを作ったものです。
その頃作ったうちわは単色一文字どーん!のシンプルなデザインでしたが、慣れない中で作るのは大変でありつつも、元々美術や図画工作が好きだったこともあり、これはコツを掴めば楽しいかも!と、うちわ作りに目覚めたきっかけとなりました。その後も2年に一度ぐらいで新しいうちわを作ったりしていました。
そんな私は10年以上、ジャニーズやハロプロなどのアイドルオタクを続けており、もう1つの趣味に、所謂2.5次元舞台作品の観劇というのがありまして。
この2.5次元舞台で、最近ではアイドルのようなライブパフォーマンスを行っている作品が増えてきているのです。(正確に言うと、原作でライブパフォーマンスを行うような作品が舞台化されている…というだけではない作品もありますが。笑)
ライブパフォーマンスというと、ペンライトで応援…だけに留まらず、最近では手作りうちわでの応援も許可されている作品がチラホラと存在しているのです!
先述した通り、私はこのうちわ文化というものが大層好きで…要するにうちわを作るのが好きなんですが。その好きを最大限に生かして、この2.5次元舞台作品でも応援うちわを作っちゃおう!ということで、長い前置きになりましたが、この度はその製作過程を覚え書きしていこうと思います。
1.デザイン構想
応援うちわを作るにあたって、まずはどういうデザインにするかということをぼんやりと頭の中で構想します。
①誰を対象にするのか
②どんな文字を入れるのか
まずはこの2つを決定します。
今回私がここに挙げる例は、
①あんさんぶるスターズの鳴上嵐くん
②通称の「嵐ちゃん」
ということで決定しました。
ちなみに鳴上嵐くんは見た目は綺麗な男の子なのですが、オネェ口調であったり、主人公に自分のことを「お姉ちゃん」と呼ばせたりする所謂オネェキャラです。
こんな子です。
そんな鳴上嵐くんの応援うちわを作ります。
次に考えることは、文字の色や装飾についてです。
私は、イメージカラーやメンバーカラーは積極的にデザインに取り入れていきたいタイプなので、まずはそこに重きを置きます。そういったものがない場合は、そのキャラクターが好きな色や、瞳の色、髪の色なども参考にします。
また、今回の鳴上嵐くんは「Knights」という、優雅さや騎士をモチーフにしたアイドルユニットに所属しています。そのユニット色や、衣装の色味などもデザインには取り入れたい次第です。
…と、大体の色と装飾デザインを頭の中で練っておきます。
2.材料集め
さて次は、頭の中で出来たデザインを形にするための材料集めです。
最近はうちわ作り文化に寛大なお店が増えており(※個人の感想です)、100均でもかなり材料が豊富に取り揃えられています。
1つのうちわを作るのに必要な予算は、この材料集めを何処でするのか、どんな材料が必要なのかで変わってくるところですが、下の写真のものは、全て100均で売っているものになります。
手作りうちわの基本となるうちわ本体や、蛍光カッティングシート、画用紙、最近では予めハートや星型にカットされた蛍光パネルなどの装飾品も100円で売っています。
また、100均でもそれぞれの店舗・メーカーによって品揃えが異なりますので、安価で材料を揃えたい方は、是非複数の店舗を回ることをお勧めします。
一方こちらは全て東急ハンズで揃えた材料になります。少しお値段は上がりますが、装飾という点では良いものが揃うのが東急ハンズさんだと思います。その他にも、手芸屋さんなどでも装飾品は揃えられそうです。
実際はほぼ思いつきで「これ嵐ちゃんっぽい」「Knightsの衣装っぽい」とほいほい買ってました。
そして欠かせないのが、こちらの文房具達。今回実際に使用した分の文房具になります。
後ほど製作過程でどれをどこに使用するかは出てきますが、とにかく両面テープは万能です!!!!!と声を大にして言いたいですね。それ程に私はうちわ作りで両面テープを愛用しています。
紙は、糊やボンドで貼るとどうしてもヨレてしまう所があるのですが、両面テープはヨレがなく貼れますし、剥がれにくいのも利点です。
3.文字作成
材料も揃え、士気が高くなってきたところでいよいようちわ作成です。ちなみに材料を揃えた私は「早く!!うちわ!!作りたい!!」と逸る気持ちが抑えられなくなり、大抵その日のうちに作り終えます。
文字を作るのにあたり、まずは文字のフォントを選びます。
私がフォントの選定に考慮したい点として、
①対象(or文字列)のイメージとの一致
②切り取りやすさ、作りやすさ
③文字バランス
を挙げておきますが、そもそもフォントにまで拘ってうちわ作ってるオタクはそんなにいないと思います。
強面の対象に可愛い文字列のうちわを作ろうが、それはそれである意味楽しいので別に良いのです。
今回は、鳴上嵐くんのアイドルでオネェキャラな可愛い面を重視し、フォントを選定しました。うちわ作り芸人かつフォント好きとして、日本語のフォントで可愛くて使えそうなものは様々にDLしたりしております。
さて、ここからは私独自の製作過程になりますので、同じように手作りうちわを作っている方とは異なる点も多くなると思います。「こっちの方が効率いいよ」「綺麗にできるよ」などのアドバイスは是非コメントにて教えて頂けると幸いです。
私は文字作成には、MicrosoftのWordを使用しています。使う文字列を入力し、フォントを選定し、サイズを決定し、A4用紙に印刷します。
応援うちわの本体は面のサイズが縦29.5cm×横28.5cmのものが多いです。ちなみにジャニーズの公式顔うちわもこのサイズだそうです。よって、応援うちわのサイズ規定も、面の大きさが30cm以内という注意書きがされていることが多いです。
このうちわ内にバランス良く収める文字のサイズについてですが、フォントの種類によって文字のサイズ数に対する大きさや字間、幅が異なるので具体的なサイズ数は示すことが出来ません。ですが、大体A4用紙の半分ぐらいの大きさにするとうちわの1/2を埋めるぐらいの文字の大きさになると思います。
それらを参考に文字のサイズを選定し、文字色を薄めの色にして(プリンタのインクの消費を回避するため)印刷します。
こんな感じに印刷しました。
写真ではすでに切っておりますが、
こんな感じに大まかに文字の周りの紙を残して切り取ります。文字の縁を丁寧に切り取ってもいいのですが、ここにその集中力を使うと後でバテるので、ここではこのぐらいの大まかさで良いのです。
文字をすべて切り取ったら、ここでその文字を実際にうちわの上に並べてみて、大きさやバランスを確認しておくと、この後の材料カットで無駄が出ません。
次は実際に材料を使って文字をカットしていきます。
今回、文字色にとても迷ったのですが、少し抑えた金色の画用紙がありましたので、それで文字を作ることにしました。
画用紙に、先程切り取った文字を写真のようにセロハンテープで貼り付けていきます。
ここでポイントなのですが、カットする文字の部分にわざとかかるようにテープを貼ることで、切り取っている間に画用紙とA4用紙が離れるのを防げます。(文字で伝えにくいのですが、これは実際にやってみると、あー!!となると思います)
貼り付けたA4用紙の文字の縁に沿って、A4用紙ごと画用紙をハサミでカットしていきます。ちなみにフリーハンドです。この時わたしは小学生の頃に1年だけ切り絵クラブに所属していたことに感謝します。
カット出来ました。ハサミで切るのにあたって、丸い文字は難易度が高いので注意しましょう。ちなみに「嵐」の「虫」の部分のようなくり抜きが必要な部分はカッターを使用しています。
そしてちなみに某アイドルグループの某番組タイトルうちわではないことを念押ししておきます。
うちわの要となる文字ができたところで、製作過程②へ続きます。
一先ず、ここまで読了頂いた方はありがとうございます!!